館山暮らし

千葉最南端にあるリゾート地「館山」での南房総ライフ

下立松原神社

館山〜南房総エリアの神社を、

もう20社近くも周ってますが。

 

そのなかでもっとも

「いる!」と感じた神社は、

 

白浜町滝口にある下立松原神社でした。

なんと言うんですかね。

 

落ち着きというか、

威圧のない佇まいというか。

 

高潔さですね。

 

豪華に飾り立てたり、

観光地化してる神社にはない、

 

もっと簡単に分かりやすく言えば、

ホンモノ感ですよ!

 

この中を覗いたときに、

鳥肌が立ちましたよ。

あまりのホンモノ感にw

 

胸がスーーッと、

通るような感覚。

 

ちょうど宮司さんの奥さんが

いらっしゃったので、

 

壁画殿の中も、

見せてもらえました。

祭神の天日鷲命(アメノヒワシノミコト)

さんをイメージした絵。

 

今から約2700年前、

日本の初代天皇神武天皇

から命ぜられ、

 

天日鷲命の孫

由布津主命(ユフツヌシノミコト)と、

 

天太玉命(アメノフトダマノミコト)の孫

天富命(アメノトミノミコト)が、

 

丸木舟に乗って阿波(徳島)

から南房総にやってきた。

 

たぶん最初の上陸地点は、

相浜の辺り(富崎)だと思う。

 

だから地名が富崎?

富のミコトの崎?

 

阿波(徳島)から来た2人が

南房総を開拓したから、

 

その辺を安房(あわ)と呼ぶように

なったのは間違いない。

 

 

そしてその後、天富命

上陸地点(富崎)からすぐ近くに、

 

祖父の天太玉命を祀る神社

安房神社を作り、

 

一緒に来た由布津主命は、

祖父の天日鷲命を祀る神社

 

下立松原神社を滝口に作った。

 

ちなみに天日鷲命さんは、

天照大神が天の岩戸に隠れたとき、

 

外で弦楽器を奏でてた人ですよ。

 

天太玉命さんは、

天照さんを岩戸から出すために、

 

天児屋命さんと2人で、

鏡を差し出した人。

 

さらにちなみにですが、

天日鷲命さんは太玉さんの弟?

 

という説もありますが、

真相は定かではない。

 

しかし他にも天日鷲命さんは、

太玉さんに従う四神のうちの1つ、

という文献もあるので。

 

太玉さんのほうが年上?

なのは確実でしょうね。

 

さらには後年には、

 

天富命の娘さんと、

由布津主命が結婚するから。

 

時系列で考えれば、

それも辻褄が合う。

 

双方の祖父に比例して、

天富命由布津主命よりも、

年上だったと考えられる。

 

でも当時としては、

かなりの年の差婚でしょうね。

 

今じゃ普通かもしれませんが(笑)

 

ここまでザックリと簡単に、

安房の神話をお伝えしました。

 

でも神話とはいいますが、

これに関しては逐一辻褄が合うので、

 

本当にあった話だと思いますよ?

 

さすがに伊弉諾尊伊弉冉尊

ぐる~りと海を掻いてとかはw

 

思いっきり神話ですが。

 

天照さんや大国主さん辺りからは、

実際に当時の有力豪族たちが、

 

それに似たような戦を行い、

それを神話に置き換えた?

 

つまり我々が崇めている神様とは、

実在した生身の人間のことであり、

 

腕っぷしの強い豪族、

喧嘩が得意な衆の長を、

 

神様扱いしてしまっている?

可能性も無きにしもあらず。

 

「俺だよ!」と出てきてくれれば、

「何だよフツーの人間じゃん!」

 

ってなるかもしれない(笑)

 

でも天日鷲命さんや太玉さんは、

武力で南房総を制したのではなく、

 

狩りの方法や新しい植栽法、

衣服の作り方などを教えて、

 

それで土着の民

(元々南房総にいた人達)

からの信頼を勝ち取ったので。

 

天照さんとか出雲の話とは、

ちょっと違うと思う。

 

松原神社の長~~い参道。

いつも綺麗に掃除されてますね。

 

このユニークな顔の狛犬は、

1794年からあるもの。

 

でも当時としては斬新すぎてw

瀧口村の人々からの評判は、

 

良くなかったんじゃないかなぁ?

 

今でこそ個性的とか独創的とか、

かわいいとかユニークとか、

 

肯定的な意味で?

捉えられるかもしれないが。

 

当時の生真面目な村民としては、

もっと威厳のある強そうな?

 

迫力満点な狛犬のほうが、

ウケが良かったかも。

 

作者は不明だそうですが、

ちょっと先を行き過ぎましたねw

 

いまの時代でちょうどマッチする、

当時としては奇抜な狛犬ですよね。

 

下立松原神社はフラワーラインから、

86号線(館山白浜線)に入って

1〜2分のところにあります。

 

 

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 館山市情報へ
にほんブログ村

 

 

21年間で4万人の実例 著書も多数!館山で特殊整体が受けられるのは当院だけ♦持続圧矯正のプロによる革新的な技術「骨と筋」代表の日常ブログです。
骨と筋公式サイト